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バーチャルオフィスの料金相場|月額の目安、法人登記・郵便の転送・電話で変わる費用、初期費用、年払いと月払いの差

公開日 更新日 バーチャルオフィスDB編集部

バーチャルオフィスの料金相場|月額の目安、法人登記・郵便の転送・電話で変わる費用、初期費用、年払いと月払いの差

「月額500円〜」と「月額5,500円」。同じバーチャルオフィスでも、表に出ている金額には10倍ほどの開きがあります。安い金額の多くは、1年契約の月あたりの額や、法人登記に使えないプランの額です。

当サイトに載せている全国のバーチャルオフィスのうち、料金を読み取れた508店の数字(2026年10月4日に保存した各社の公式サイトの記載)から、月額の相場と、使い方で変わる費用を見ていきます。月額は税込です(税別で書かれている金額は1.1倍に直しています)。入会金は公式サイトの記載のままで、税込と税別が混ざっています。

月額の相場は、真ん中が4,700円

店ごとの「いちばん安い月額」を並べると、真ん中(中央値)は月4,700円でした。安いほうから4分の1の店は2,310円以下、高いほうから4分の1の店は5,500円以上です。

いちばん安い月額で見た、店の分かれ方

いちばん安い月額 店の数 割合
1,000円以下 108店 21.3%
1,001〜2,000円 8店 1.6%
2,001〜3,000円 74店 14.6%
3,001〜5,000円 134店 26.4%
5,001〜10,000円 104店 20.5%
10,001円以上 80店 15.7%

1,000円以下、3,001〜5,000円、5,001〜10,000円の3つが、それぞれ全体の2割から3割ほどを占めます。1,001〜2,000円の店は8店しかありません。

1,000円以下の店は、ほとんどが1年契約で、登記には使えない額

1,000円以下の108店のうち99店は、その金額が1年契約(12か月)の月あたりの額でした。また、この金額のまま法人登記に使える店は24店だけで、75店は登記に使うと上のプランが要り、9店は登記に使えません。1,000円以下の店で登記に使えるプランの月額は、真ん中が1,650円です。

登記に使うなら、法人登記できるバーチャルオフィスの一覧で、登記できるプランの月額から比べるほうが早く探せます。

月払いの金額か、1年契約の月あたりか

店ごとの「いちばん安い月額」が月払いの金額になっている店は213店、1年契約の月あたりになっている店は275店でした(残りの20店は6か月契約など)。1年契約には、12か月分をまとめて払うものと、1年の契約で毎月払うもの(例:クロスコープ)があります。真ん中はそれぞれ5,500円と2,310円で、表に出ている金額は2倍以上違います。

ただし、これは別々の店を比べた差です。同じプランを月払いと年払いで比べた差は、後の節で見るとおり2〜3割ほどです。表の金額を比べる前に、月払いの額か、1年契約の月あたりかをそろえます。

価格帯ごとに、できることの違い

いちばん安い月額が同じくらいの店を集めて、その金額のまま法人登記に使えるか、会議室を使えるかを数えました。1,001〜2,000円の店は少ないため、ここでは1,001〜3,000円をまとめています。

いちばん安い月額 店の数 その金額で登記に使える 1年契約の月あたりの店 会議室を使える
1,000円以下 108店 24店(22%) 99店(92%) 34店(31%)
1,001〜3,000円 82店 67店(82%) 63店(77%) 23店(28%)
3,001〜5,000円 134店 123店(92%) 57店(43%) 90店(67%)
5,001〜10,000円 104店 98店(94%) 5店(5%) 55店(53%)
10,001円以上 80店 77店(96%) 51店(64%) 77店(96%)

使い方ごとに、探す価格帯の目安は次のとおりです。

  • 名刺やネットショップの表示に住所を使うだけで、郵便の転送もいらない:1,000円以下
  • 会社の登記に使い、費用をおさえたい(1年契約でよい):1,001〜3,000円
  • 登記に使い、会議室もときどき使いたい:3,001〜5,000円(会議室を使える店が67%)
  • 月払いのまま契約したい:5,001〜10,000円(1年契約の店がほとんどない)
  • 取引先が訪ねてくる、打ち合わせの場所がほしい:10,001円以上(会議室を使える店が96%)

5,001円以上の184店のうち118店は、レンタルオフィスかコワーキングスペースを併設している会社の店です。10,001円以上の店に1年契約の店が多いのは、1年契約の料金を載せているレンタルオフィス併設の会社(サーブコープ・クロスコープなど)の店が入っているためです。

地域で見た月額の相場

いちばん安い月額の真ん中を、店の数が多い地域ごとに出しました。

地域ごとの、いちばん安い月額の真ん中

地域 店の数 いちばん安い月額の真ん中 登記できるプランの真ん中(店の数)
東京23区 235店 4,180円 4,180円(228店)
大阪府 40店 4,920円 5,500円(39店)
神奈川県 29店 4,700円 4,700円(27店)
愛知県 28店 2,622円 4,840円(17店)
福岡県 22店 5,500円 5,500円(22店)
北海道 15店 3,850円 4,583円(13店)

店の数が偶数のときは、真ん中の2店の平均を出しているため、大阪府の4,920円(4,840円と5,000円の平均)のような端数が出ます。「登記できるプランの真ん中」は、登記できる店のうち、登記できるプランの料金を読み取れた店だけで出しているので、店の数が左と違います。

東京23区は1年契約で安くなる会社の店が多く、真ん中は全国より低い4,180円でした。店の数で数えているので、同じ会社の店が多い地域ほど、その会社の料金に寄ります。

東京23区のなかで店の多い区は次のとおりです。港区・中央区・渋谷区・新宿区には、月1,000円以下の店から月3万円の店まであり、区の違いより、会社とプランの違いのほうが大きく出ます。

区 店の数 いちばん安い月額の真ん中 登記できるプランの真ん中
港区 56店 4,180円 4,180円
中央区 41店 4,180円 4,180円
渋谷区 37店 2,310円 2,310円
新宿区 26店 3,361円 3,361円
千代田区 22店 3,361円 3,361円
豊島区 12店 2,230円 2,310円

区や市町村ごとの店は、エリアから探すで月額の安い順に並べられます。

年払いにすると、月あたりはどれだけ下がるか

同じプランで月払いと年払いの両方を載せている会社は17社(35プラン)ありました。年払いの月あたりの額は、月払いの額の真ん中で**78%**です。半分以下になるプランから、ほとんど変わらないプランまで差があります。

同じプランの、月払いと年払いの月あたり

会社・プラン 月払い 年払いの月あたり 年払いの割合
DMMバーチャルオフィス ベーシックプラン 5,500円 2,530円 46%
NAWABARI ビジネスプラン 3,300円 1,650円 50%
レゾナンス 電話秘書代行セットコース(週1回転送) 7,700円 6,050円 79%
ワンストップビジネスセンター エコノミープラン 5,280円 4,840円 92%

何か月使うなら、年払いのほうが安いか

年払いは前払いで、解約の決まりを載せている88社のうち、少なくとも26社は、契約期間の途中で解約しても利用料を返金しないと書いています。途中でやめても、前払いした分は戻らないと考えておきます。

そこで、年払いの総額が月払いの何か月分にあたるかで比べます。年払いが月払いの78%のプランなら、年払いの総額は月払いの約9か月分です。10か月以上使うなら年払い、9か月以内にやめるかもしれないなら月払いのほうが安く済みます。

DMMバーチャルオフィスのベーシックプランは割引が大きく、年払い30,360円は月払い5,500円の約5.5か月分です。同じプランの6か月払い(23,100円、月あたり3,850円)もあり、6か月でやめるなら6か月払い、1年使うなら年払いがいちばん安くなります。

年払いを選ぶ前には、次の2点も見ておきます。

  • 更新の時期と方法(自動更新か、何日前までに止めれば更新されないか)
  • 年払いの割引が初年度だけのキャンペーンか、2年目以降も続くか

法人登記に使うと、月額はどう変わるか

バーチャルオフィスの住所で会社の登記をするなら、「法人登記できる」と書かれたプランを選びます。料金のあるプランを載せている132社のうち、いちばん安い月額のプランで登記できるのは87社でした。24社は、いちばん安いプランでは登記ができません(会社設立の代行パックなど、ほかの契約が前提のプランは除いて数えています)。

店ごとに見ると、登記できるプランの料金を読み取れた480店のうち91店は、登記できるプランがいちばん安いプランより高く、その差の真ん中は月1,760円でした。

会社 いちばん安いプラン 登記に使えるプラン
GMOオフィスサポート 転送なしプラン 660円 月1転送プラン 1,650円
DMMバーチャルオフィス ミニマムプラン 660円 ベーシックプラン 2,530円
NAWABARI ネットショップ運営プラン 1,100円 ビジネスプラン 1,650円

いずれも1年契約の月あたりです。登記できるプランの月額を店ごとに並べた真ん中は4,840円で、全体の真ん中(4,700円)とほとんど変わりません。差が出るのは安い価格帯の店で、3,001円以上の店では、ほとんどがいちばん安いプランのまま登記に使えます。

郵便の転送の回数で変わる費用

郵便の転送は、プランごとに回数が決まっていて、同じ会社なら回数が多いプランほど月額が上がります。

郵便の転送の回数で変わる月額

会社 転送なし 月1回 隔週 週1回
GMOオフィスサポート 660円(登記不可) 1,650円 2,200円 2,750円
レゾナンス — 990円 — 1,650円

どちらも1年契約の月あたりです。月1回から週1回にすると、GMOオフィスサポートでは月1,100円、レゾナンスでは月660円上がります。レゾナンスでは、回数のほかに受け取り方も変わり、週1回転送のプランは来店して郵便を受け取れますが、月1回転送のプランは来店しての受け取りができません。転送の回数を1つに決めているプランでは、週1回のプランが最も多く、100プラン以上ありました。

月1回の転送では、届いてから手元に来るまで、最大で1か月ほどかかります。期限のある書類(役所からの通知、取引先からの契約書や請求書など)が届くなら、週1回の転送か、届いた郵便を写真で知らせるサービスのある会社を選びます。郵便を転送するプランは郵便物を転送するバーチャルオフィスの一覧から比べられます。

送料は月額に含まれるか

送料について書いている234プランのうち、77プランは送料を「実費」(かかった分を払う)としていました。一方、ワンストップビジネスセンターのエコノミープランのように、週1回の郵便転送の送料・手数料を0円としているプランもあります(無料の転送は1通100g以内で、月100通を超える分は1通30円)。郵便物が多い使い方では、次の点で月々の支払いが変わります。

  • 送料が実費か、月額に含まれるか
  • 決まった日以外の転送(即日転送など)に追加料金があるか
  • 書留や宅配便の受け取りに、1件ごとの料金があるか

電話番号・電話代行で変わる費用

名刺やホームページに載せる固定電話の番号を借りたり、かかってきた電話にオペレーターが応対したりするサービスは、郵便のプランとは別のプランやオプションになっています。電話番号を借りられるプランがある会社は60社を超え(提携先の外部サービスを紹介しているだけの会社を除く)、電話代行のプランがある会社は46社でした。2社の例で、上がる額を見ます。

会社 郵便だけのプラン 電話番号・転送を付ける 電話代行も付ける
ワンストップビジネスセンター(月払い) エコノミープラン 5,280円 ビジネスプラン 9,790円(+4,510円) プレミアムプラン 16,280円(+11,000円)
レゾナンス(年払いの月あたり・週1回転送) バーチャルオフィスコース 1,650円 転送電話2点セットコース 3,850円(+2,200円) 電話秘書代行セットコース 6,050円(+4,400円)

月額のほかに、次の費用も見ておきます。

  • 通話料:転送電話は、転送先までの通話料が別にかかる(例:ワンストップビジネスセンターは携帯電話あて1分26円(税込28円)、レゾナンスの転送電話も通話料は利用者の負担)
  • 電話代行の、受け付ける件数の上限と、超えたときの料金
  • 番号を発行するときの初期費用

電話番号を借りられる店は電話番号を借りられるバーチャルオフィスにまとめています。

入会金・保証金などの初期費用

入会金(初期費用)の分かれ方

各社のいちばん安い月額のプランの入会金で数えると(入会金を載せている96社)、0円は12社、真ん中は5,500円でした。11,001円以上の会社が17社あり、いずれもレンタルオフィスかコワーキングスペースを併設している会社です。入会金の代わりに、年会費を毎年払う会社もあります(例:THE HUBは、住所貸しプランが年会費11,000円、法人登記プランが年会費22,000円)。期間を区切って入会金を0円にするキャンペーンもあります(例:レゾナンスは、1年払いの郵便物週1回転送プランの新規契約で、入会金5,500円が0円)。

入会金のほかに預けるお金は、2つに分かれます。

  • 保証金:解約のときに返ってくるお金。返ってくる条件が決まっている(例:オフィスサークルN五反田は預り保証金11,000円を退会時に返金。Brilliant Portは保証金6,000円を、退会時に未精算の費用がなければ全額返金)
  • 郵便や電話の料金の前払い:送料や通話料にあてるお金(例:レゾナンスは郵便物の転送料などに使うデポジット1,000円〜、ワンストップビジネスセンターは通話料のデポジット5,000円)

このほか、会社によっては次のような費用が初めにかかります。

  • 当月分と翌月分の利用料の前払い(例:BAレンタルオフィスは、入会金・保証金と当月・翌月の月額を入居前に振り込む)
  • 保証会社の保証料(例:クロスコープは、初回の保証委託料15,000円と月々の保証料300円)

1年目に払う額を計算してみる

入会金と払い方を入れて1年目の総額を出すと、条件をそろえて比べられます。年払いの割引が大きいDMMバーチャルオフィスのベーシックプラン(法人登記ができるプラン)で計算すると、次のようになります。

1年目に払う額の例

払い方 入会金 利用料(12か月分) 1年目の合計
月払い 5,500円 5,500円×12か月=66,000円 71,500円
年払い(12か月一括) 5,500円 30,360円 35,860円

このプランでは、年払いにすると1年目の支払いが半分ほどになります。ただし、年払いの割合が真ん中の78%のプランなら、差は1年で月払いの3か月分ほどです。ここに郵便の送料や、電話のオプションなどが加わります。

ほかの会社と比べるときは、次の合計で1年目の総額を出します。

  • 入会金と保証金(返ってくる保証金は別に書いておく)
  • 月額×12か月(年払いなら12か月一括の額)
  • オプションの月額×12か月
  • 郵便の送料・手数料の見込み

支払い方法(カード・振込など)

支払い方法を載せている100社で、使える方法を数えると次のとおりでした(1社で複数あるものは、それぞれに数えています)。

支払い方法 使える会社の数
クレジットカード 72社
銀行振込 64社
口座振替 40社
請求書払い・後払い 10社
PayPal 7社
コンビニ払い 4社

クレジットカード(デビットカードを含む)でしか払えない会社も10社あり、GMOオフィスサポート・DMMバーチャルオフィス・バーチャルオフィス1・METSバーチャルオフィスなどが当てはまります。会社の口座から振込や口座振替で払いたい場合は、申し込む前に支払い方法を見ておきます。

支払い方法によって、月払いか年払いかが決まる会社もあります。たとえばワンストップビジネスセンターは、クレジットカードは月払いだけ、銀行振込は1年分一括だけです。Karigoは前払い式のポイントを買い、毎月そこから利用料を払う仕組みです。

解約のときにかかる費用

解約の申し出には期限があり、過ぎると手数料がかかる会社もあります。

  • GMOオフィスサポート:利用期間が終わる日の14日前までに連絡(自動更新の停止も同じ)。解約の手続きをしたあとも、利用期間が終わる日までは使える
  • レゾナンス:次の更新日の1か月前を過ぎての申請は、解約事務手数料3,300円
  • BLOOM:更新日の1か月前までの連絡がなかった場合は、解約事務手数料3,000円(税別)

反対に、Karigoは解約の違約金なしとしています。

法人登記に使っていた場合は、解約の前に本店の住所を移す登記を求める会社があり、その登記の登録免許税もかかります。金額と手順はバーチャルオフィスで法人登記するときに確かめることにまとめています。

よくある質問

月額500円以下のバーチャルオフィスはありますか?

あります。いちばん安い月額が500円以下の店は15店で、いずれも1年契約の月あたりの額です。その金額のまま法人登記に使えるのは、オフィスゼロワンの1店(年払いの月あたり458円)だけで、12店は登記に使うと上のプランになり、2店は登記に使えません。ただし、このプランは郵便の転送が別のオプション(年払いで月1,375円)で、付けないと郵便は1か月保管され、届いた連絡もありません。

年払いと月払いは、どちらがよいですか?

年払いの総額が月払いの何か月分にあたるかで決めます。同じプランで比べた35プランの真ん中では約9か月分で、それより長く使うなら年払いのほうが安くなります。使う期間が読めない場合は、途中で解約しても返金されないことがあるので、月払いや6か月払いも比べます。

会議室は月額に含まれますか?

会議室を使えるプランでも、使った時間ごとに料金がかかる会社があります。たとえばDMMバーチャルオフィスは1時間1,100円(税込)、THE HUBは4名用で30分440円から(東京の店は550円から)、クロスコープの店の多くは1時間4,500円です。Karigo(秋葉原・池袋は1時間1,100円)やMETSバーチャルオフィス(1時間1,100円から。赤羽の大きな部屋は平日1時間3,300円〜3,850円)のように、店ごとに料金が違う会社もあるので、使う店の料金を見ます。月に数回打ち合わせに使うなら、会議室の料金も1年目の総額に入れて比べます。

料金のほかに、毎月かかる費用はありますか?

郵便の送料(実費)、転送電話の通話料、会議室の利用料などが、使った分だけかかることがあります。郵便や通話料のために前払い金(デポジット)を預ける会社もあります。

まとめ

  • いちばん安い月額の真ん中は4,700円
  • 1,000円以下の店のほとんどは、1年契約の月あたりの額
  • 1,000円以下の店で、その金額のまま登記に使えるのは5店に1店ほど
  • 表の金額は、月払いの額か1年契約の月あたりかをそろえて比べる
  • 年払いの月あたりは、同じプランの月払いの78%(真ん中)
  • 10か月以上使うなら、年払いのほうが安くなるプランが多い
  • 登記できるプランの月額の真ん中は4,840円
  • 郵便の転送は、届く書類の期限で月1回か週1回かを選ぶ
  • 入会金の真ん中は5,500円
  • 解約の申し出には期限があり、過ぎると手数料がかかる会社がある